おはこんにちこんばんは、おまいつです。
魚の事もちょくちょく記事にしていくんですけど、大事なこと忘れてました。お魚を扱っていく上でまず忘れてはいけない、ここ最近話題の
アニサキス
について書いてきます。
呑み屋さんとか料理人さんでもたまに間違った知識を持ってる方がいて、本当にしっかりと知識を身につけてほしいですね。
今回はそんなアニサキスの予防法のお話になります。
- 炙れば死ぬ → ×
- 酢で〆れば大丈夫 → ×
こんな事言ってたらいつか当たりますからね。
しかもアニサキス症はかなりキツイです。経験者は語る…
予防法だけでもあれなんで、
アニサキスとは何なのか、どういう経路で感染するのか、アニサキス症の経験談etc...
書いていきたいと思いまぷww
✳︎今回の記事は文中にどうしてもアニサキスちゃんのお写真を使わないといけませんので、ご了承ください…
アニサキスの特徴を知ろう!
アニサキスって何?感染経路は?
本来みなさんが言っているアニサキスは、成虫ではありません。
最終宿主はクジラやイルカになります。人間の体内で成虫になる事は無いので安心してください!(くっそ痛いですが)
クジラなどの排泄によってクジラの体内からアニサキスの卵が一緒に出てきます。卵が孵化して遊泳。そのアニサキス幼虫を魚が食べて、魚の内蔵に寄生。それを我々人間が食べてしまうと、腹痛になるわけです。
アニサキスの認識
温暖化によってアニサキスが増えた ⇒ 間違い
クジラの個体数が増えてアニサキスが増えた ⇒ 正解
と、おまいつは考えます。
また、アニサキスにも種類があります。
日本海側と太平洋側で種類が大きく異なっているらしく、日本海側のそれは、アニサキス症の発症の可能性がかなり低いらしいです(それでも危険ですよ?笑)
生サバの刺身(生食文化ですね)が九州などで多く見られるのは、昔から発症の可能性が低かった為だと思われまっする!!

これがアニサキス
元は魚の身にいるわけではない
アニサキスちゃんは元々、魚の筋肉にいるわけじゃないんですよ。魚の内臓にいるわけで、魚が死んだことによって体温が上がってくると、その体温から逃げようとして魚の筋肉の方へ逃げていきます。
1本物で買ってきた場合なども、なるべく冷やして持ってきて内蔵を取り除くなどの処理もおすすめです。
アニサキス症の症状と、正露丸
二種類症状があります、どちらもお腹イテテです。
腹を抱えてのたうち回ります。
激しい痛みや嘔吐が永遠に続きます
どっちも辛いです
- 胃アニサキス症・・・数時間で発症
- 腸アニサキス症・・・数十時間で発症
また、我慢する事は恐らく不可能な為、アニサキス症が疑われたらすぐに病院にいってくだせぇ・・・。
時間の経過と共に排泄されることもありますが、まぁ、我慢できません。
「正露丸がアニサキス症に効く」という事で特許を取ってましたけど、信用できないですし試しようも無い(わざと食べて発症すればいいやん!とかはやめてww」のでおまいつ的には、う~ん・・・って感じですw
どんな魚にいっぱいいるの?
基本的に、天然物の魚ならアニサキスがいる可能性があります。
ですが、多いのは、アジ、イワシ、さんま、さば、かつお、するめいかetc...
本当にどの魚にも可能性があるので注意しないといけないです。
さっきも書いた通り、元は内臓に寄生していて、魚の体温が下がったときに熱さから逃れようと魚の筋肉に入り込んできます。港から市場、スーパーの間にずっと氷の海水に浸かっている魚だと比較的安心です。
また、釣りをしている方は、釣り上げてからすぐに内臓を取ってしまえば尚更安心です!!
アニサキスの予防方法一覧
日本準拠の、確実だと言われている予防方法をまとめていきますね!
特徴と予防方法を知っていることで、恐ろしいアニサキスから身を守れます。
1分以上の加熱調理(70度以上)
炙る程度じゃ奴らは死なねぇ!
しっかりと加熱調理してください。すればするほど良いよ!
怖いからね。
24時間の冷凍(-20度、長いほど良い)
冷凍すると奴らは死滅します。
実際、いか塩辛などの製品も製造工程で凍らせてます。今の冷凍庫の技術はすごいです。
「冷凍すれば鮮度落ちるよね?味落ちるよね?」って人がいっぱいいますが、日本の技術を舐めすぎですまじで。
しっかりと冷凍すれば味なんて大して落ちません!!
最近では、アジもイカのお刺身も冷凍してから出すお店が出てきました。意識は高いくらいが良いよね。信用できる呑み屋さんだよ。
冷凍しよう!!
目視(しっかりと目で見て。)
生で食べる場合には、しっかりと目視!!!じっくり見れば分かるんですよ、
そして包丁で表面をなぞれば・・・。
ほとんどこれで取り除けます!
「ワイは生で食うぞ!生で食うんや!!」という人はしっかりと目視してくだせえwww
包丁で傷をつける(少しでも切れると死にます)
アニサキスちゃんは体を傷つけられると死にます。
するめいかの刺身が細く切られて、いかそーめんと言われる理由はきっとこれ。
あじのなめろうなんかも包丁で叩いて細かくしますが、虫予防のために昔の人が考えた可能性もありますね。

美味しいよねww大好きです
内臓を生で食べない
当たり前のことなんですが。
内臓を生で食べないのが大事!
食べる場合にはしっかりと調理すること!
1番確実で安全なアニサキス予防は?
おまいつ的に一番のおすすめは
加熱調理
ってことになりますね。
あじとか、するめいかとか、さんまとか・・・。皮を剥いてからでも剥く前でもどっちでもできますよん♪
ココがポイント
刺身で食べたいなら、冷凍保存。
冷凍に抵抗がある方は、しっかりと目視!!!!!
「いるかもしれない」くらいに思いながら確認するのがおすすめ!!!
まとめ
今回はアニサキス症の予防法についてまとめてみました。
ずら~~~っと書いてきましたが、最後に要点を。
注意ポイント
- アニサキスは天然物のどんな魚にもいる可能性がある
- 冷凍するのが一番最適な予防法
- もし「あたった」と思ったらすぐに病院に。
これもポイント!
釣りをする方
→ 釣り上げてすぐにその場で内臓を取り除く
お魚を買ってきた奥様方
→ すぐに使わなくても買ったら内蔵を取り出して保存
これから魚を食べていく上で絶対に覚えておくべきアニサキスくんのお話でした。
あの辛さは・・・。
この記事を読んだあなたが、彼らに当たらずに一生を幸せに終えることができる事を願っています。