2001年6月15日に1巻が発売されてから2008年6月23日に完結を迎えた【金色のガッシュ!!】
たまに無性に読みたくなるこの作品を振り返る為の記事です。
ギャグを放り込みつつも、”かなり”泣けるシーンの多い【金色のガッシュ!!】は僕の青春時代の漫画でもあります。
気になっていた方にはこの漫画の魅力を、ガッシュの魅力を伝えれたらと思います。
講談社から全16巻で文庫本版で発売されていますが、筆者が選んだ名場面・名台詞を紹介していきます。
今回の記事では【金色のガッシュ!!】5~8巻の名場面・名台詞ベスト3をご紹介!
この記事の内容
- 【金色のガッシュ!!】第5巻~8巻の名場面ベスト3。
- 名場面・名台詞をその前後のシーン解説と一緒に紹介。
- ランキングは筆者の独断と偏見です!
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金色のガッシュ!(5巻) 名場面・名台詞
ガッシュ「やさしい・・・王様だ!」
ガッシュの本を燃やそうとバリーが清麿へ攻撃をする際に盾となるガッシュのセリフ。
向かうところ敵なし状態のバリーは、「王になるには倒し続ければいい」と答えるが、グスタフは「それだけでは王になれん」と答える。
バリーは自分に何が足りないのかが分からず、ただただ強者を追い求め続けていた。
次の標的はガッシュと清麿。
彼らを標的にしたのはグスタフの提案だった。グスタフはガッシュたちと戦うことで、バリーがチカラ以外に大切な何かに気付けると思っていたのだ。
ガッシュ達へ正々堂々と戦いを挑むバリー。
圧倒的チカラでガッシュと清麿を追い詰めていくが、それでも彼は満たされない。
最後、清麿の持つ本に向けて攻撃を仕掛けるバリーだが、打ちのめされボロボロのガッシュが立ちはだかる。
両手を広げるガッシュにバリーは手が動かなくなる。
グスタフは戦いを止めさせ、ガッシュに「お前はどのような王を目指しておる?」と問いかけた。
バリーは初登場時に滅茶苦茶強いので悪役かと思ってました。見た目も悪者っぽいですし。
強さを追い求め続けて、自分に足りない物を見いだせていなかったバリーがガッシュの姿を見て【王】とは何か。
大切な事に気付かされるシーンは必見。
ブラゴ「強くなれ!」

出典:金色のガッシュ!!(5) 講談社漫画文庫
街で出会った男の子へ人助けをするブラゴ。
シェリーと喧嘩をしたブラゴは一人で街へ出かけた。
偶然、地上げ屋に恐喝されているお爺さんと男の子に出会う。
無言で彼らとの間に割って入ったブラゴに対しても地上げ屋は恐喝をしてきた。
卑劣な彼らはダイナマイトで雪崩を起こし、ブラゴとお爺さん&男の子を一網打尽にしようとする。
そこへ「胸騒ぎがした」というシェリーが駆け付け、ブラゴの呪文で雪崩も止めてしまう。
地上げ屋を追い返したあと、ブラゴは男の子に「強くなれ」と伝えるのだった。
ブラゴが人助けをするシーン。
シェリーもその姿を見て驚いていました。
ブラゴ本人は「偶然」とは言っていましたが、意図的に彼らを助けたことは明白。
かっこいい。
ナゾナゾ博士「ウ・ソ。」

出典:金色のガッシュ!!(5) 講談社漫画文庫
金色のガッシュ!にてナゾナゾ博士がはじめて「ウ・ソ。」を使ったシーン
ナゾナゾ博士が鼻から旗を出すマジックを披露した際に、キッドは興味深々。
自分はいつになったら出来るのか、と博士に聞くと「キッドも大人になったら出来るよ」と答えた。
「本当!!!!」と大喜びするキッドだったが、「ウ・ソ。」だった。
ナゾナゾ博士の代名詞!!
キッドの顔芸が滅茶苦茶カワイイです(笑)
これから博士とキッドの会話の中で何度も使われるこのセリフ。
とある巻ではまさかの感動エピソードに出てきます・・・。泣きますよ、、、
金色のガッシュ5巻
金色のガッシュ!(6巻) 名場面・名台詞
清麿とガッシュの威圧。
人々を実験台のように扱うゾフィスの行いに彼らの怒りは頂点に達した
千年前の魔物たちのパートナーは、当時の魔物たちのパートナーの子孫から選ばれていた。
ゾフィスの命令により千年前の本の持ち主の子孫が集められ、彼らは適正を図るためにゾフィスに精神を操作された。
「心」を奪われ操られている人間たちの話を聞き、ガッシュと清麿は叫んだ。
「お主らはそれほどひどいことをしておるのだぞ!」
この2人の表情を見たパティは恐怖で立ち竦みます。
文字が無く、大迫力のシーンをしっかりと描き切った作者に拍手!!!
カッコイイ1シーンです。
千年前の魔物がガッシュへ「負けんじゃねえぞ・・・」
千年前の魔物の中には仕方なくガッシュ達と戦わされている者もいた。
千年前の魔物たちの戦闘力は軒並み高かった。
心を無くしているパートナーの人間たちは情け容赦なく呪文を唱え、石から蘇った千年前の魔物達も二度と石になりたくない為、本気で現代の魔物とパートナーを襲ってくる。
攻防の末、昔の魔物に勝利したガッシュ達。
消える直前の彼は、どうして戦わされているのか、そして月の光の秘密をガッシュたちに教えた。
そして魔界へ帰る直前に「負けんじゃねえぞ」と伝えていった。
その顔は、笑っていた。
千年前の魔物と人間、どちらの心の弱みをも利用するゾフィスの卑劣さが垣間見えるシーンでした。
昔の魔物たちにも心優しい子たちが多かったようです。
キャンチョメたちも他の千年前の魔物に「魔界で会ったら友達になろうね」と伝えたりしていました。
千年前の魔物が蘇る!
石の呪いから解かれた千年前の魔物たちが勢ぞろい
ゾフィスが集めた石版から昔の魔物達が蘇った。
強者どもの彼らは、今の魔物の戦いに参戦するのだった。
蘇った魔物はどの魔物も協力で、数人で1チームとなり集団でガッシュ達を襲い始める。
2ページしっかりと使って迫力シーンを描かれてます。
巨体の魔物も多いですが、ゴーゴンに石にされた魔物達はそれぞれが千年前にある程度まで生き残っている者たちなので強いのも当然ですね。
金色のガッシュ6巻
金色のガッシュ!(7巻) 名場面・名台詞
ウォンレイ「私の後ろには傷付けてはいけない人がいる。」
格闘家対決の末に・・・
ウォンレイとティオたちの前に立ちふさがったのはツァオロンと玄宗の格闘家コンビ。
魔物のツァオロンはもちろんだが、ゾフィスに心を操られていない玄宗は生身んの人間だがウォンレイと張り合える程の実力者だった。
ウォンレイはリィエンだけではなく、ティオと恵の事を庇いながら彼らと戦う必要があった。
ツァオロンと玄宗の前に彼らは叩きのめされ、立ち上がることが出来なかったからだ。
ティオと恵は自分たちの為に攻撃を受け続けるウォンレイに第5の術サイフォジオを使った。
その呪文はウォンレイとリィエンの傷と心のチカラを癒し、ついに強大な敵を打ち破った。
金色のガッシュ!の名言といえば必ず上がるのはこのセリフ。
ウォンレイかっこよすぎある・・・。
男は守るべき者がいると何倍も強くなれるのだ。
キッド「僕の王様は・・・ナゾナゾ博士なんだ!」
キッドがナゾナゾ博士に最後の別れを告げる・・・。
キッドとナゾナゾ博士・キャンチョメとフォルゴレの前に現れた千年前の魔物はベルギム・E・O。
ファラオを思い立たせるベルギムだが巨体故にその攻撃力も桁違いだった。
あまりの猛攻にキャンチョメとフォルゴレでは全く手出しが出来ず、頼みのナゾナゾ博士も足をベルギムの攻撃で負傷してしまう。
動けなくなった博士へ無常にもベルギムのギガノ級の呪文が襲う。
その瞬間、博士の目の前にキッドが・・・!
ナゾナゾ博士が目を覚ますと、手に持っていた本が少しずつ燃えていた。
キッドはその小さな体1つで巨体のベルギムに闘いを挑んでいた。
動けない博士に、消えゆくキッドの幻が語り掛ける・・・
キッドとナゾナゾ博士はキャラも立っていたのはもちろん、戦闘においてもここまでみんなを引っ張ってきていたのでここで退場するとは正直思わなかったです。
キッドの最期のシーンはここからずっと感動します。
絶対に見てもらいたい巻です・・・。
キャンチョメ達がその後にナゾナゾ博士に謝るシーンも鳥肌たちます。
サンビーム「グルービーだぜ。」
やっとパートナーを見つけたウマゴンは圧倒的な速さで相手を翻弄した
臆病者のウマゴンがやっと見つけたパートナーはサンビーム。
千年前の魔物たちに襲われている仲間を助けるために街まで走り、サンビームに助けを頼んだウマゴン。
その想いに応えたサンビームは自らも魔物の王を決める戦いに足を踏み入れた。
ガッシュ達の元へ駆けつけたウマゴン、そこには臆病者だったウマゴンの姿は無かった。
ちなみにグルービーの意味は
かっこいい、イケてる
金色のガッシュ7巻
金色のガッシュ!(8巻) 名場面・名台詞
シェリー「あんたが人の心を完全に操ろうなんて永遠に無理なのよ!」
親友のココを操られ激怒するシェリーが最大呪文を放つ!
ゾフィス VS ブラゴは、シェリー VS ココでもある。
親友同士の2人だが、操られているココは心も闇に染まってしまっていた。
その姿に過去の面影はない。
シェリーの怒りはゾフィスへ。
大好きだったココを返してほしいシェリーは、何度攻撃を受けてもゾフィスへ抗い続けた。
彼女の叫びにブラゴの本は光を輝き始め、超強力な呪文を解き放つ準備が出来た。
長らく続いたゾフィスVSブラゴの戦いに終止符を打つ呪文を放つシーンです。
シェリーの最大の見せ場なので作者もチカラを入れて描いたのが伺い知れます。
迫力のあるシーンで大好きです!
ビョンコ「パティも一緒に魔界で遊ぶゲロよ」
パティは恐怖から逃れゾフィスと千年前の魔物に歯向かう。惜しくも敗れたが魔界では友達が待っている。
ビョンコとパティはゾフィスに弱みを握られ協力させられていたが、ガッシュたち一行を見ているうちに彼らの仲間になりたいと思うようになった。
恐怖を払いのけて、ついにゾフィスに反旗を翻したビョンコとパティ。
強力な千年前の魔物にも引けを取らず戦いを続けるが、敵の決死の攻撃によって魔物の本に火がついてしまう。
ビョンコの本はよりはやく燃えてしまうものの、ビョンコは消える前にパティに「魔界で一緒にみんなで遊ぼう」と声を掛けた。
パティは消えつつある体で千年前の魔物に最後の一撃をお見舞いした。
そして魔界に帰るときには恐れではなく、【帰っても友達がいる】ことに涙したのだった。
ビョンコもパティも仲間になっている時間は短かったですが、最後までしっかりと重要な役割を持つ大切な仲間です。
金色のガッシュ!のいいとこは少しの登場の魔物もしっかりとエピソードが描かれるところですね。
操られていたアルベールがレイラに涙するシーン
レイラとアルベール。
千年前の魔物であったレイラはゾフィスに逆らうと再び石に戻ってしまうと脅されていた。
つまり、ゾフィスを裏切る事は出来なかったのだ。
魔物達のまとめ役としてガッシュ達を襲い続けるが、同時に自分が悪いことをしている事を自覚していた。
ついにゾフィスを裏切る事にしたレイラだったが、催眠術に掛かっていて体が石に戻り始める幻覚を見てしまう。
動かなくなる体、恐怖に涙するレイラだったが、そんな彼女の顔に一粒の涙が流れる。
それは、操られているはずのレイラのパートナー、アルベールの涙だった。
この巻はベスト3を決めるのがとても難しかったです。
これを3位にした理由は最終的にはレイラがカワイイからです。
金色のガッシュ8巻
【金色のガッシュ!!】5~8巻の名場面・名台詞を振り返る!(文庫本版) まとめ
金色のガッシュ5~8巻の名場面と名台詞を紹介していきました。
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