2019年7月2日放送のマツコの知らない世界はスペシャル。
3本立てで企画が組まれていました。
こちらの記事では、
【知られざるサンバの世界】
の放送内容をまとめました。
あなたはサンバについてどれだけの事を知っていますか。
そして、サンバについてどんなイメージをお持ちですか。
今回のマツコの知らない世界では、本場のリオのカーニバルで大活躍している中島洋二さんがサンバの世界について語ってくれています。
3億もの賞金が出ること、1チームが80分も踊り続ける事等、マツコでさえ知らなかった衝撃の真実が明かされます。
この記事の内容
- 中島洋二さんってどんな人?
- 知られざるサンバの世界。賞金3億円のプロスポーツ!
- サンバの知られざる真実
マツコも驚く、本場ブラジル人に認められたサンバ界の貴公子
今回、マツコにサンバの魅力を伝えてくれるのは中島洋二さん。
彼はとんでもない人だった。
サンバに魅せられた中島洋二とは
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埼玉在住の中島洋二さんは、浪人中に足を運んだ武蔵野美術大学の学園祭でラテン音楽研究会のサンバを見て興味を持ち、23歳の時にリオのカーニバルに初出場。
それから23年間、リオのカーニバルに出場し続けている。
初めは外国人という偏見で門前払いの状態だったが、筋トレをしたりオーディションを受け続けることでついに認められ、今では地元のメディアにも引っ張りだこで各チームからオファーも入り続けているとの事。
そのサンバの腕前はかなりの物で、SPチームに属する彼は重要なポジションを任されることも多いそうです。
そんな彼がマツコに伝えたサンバに対する世間一般のイメージは
- ただ陽気に踊っている
- 見た目がエロい
- チャラい
このイメージを今回の放送で彼が払拭させる事となる。
約6万人のトップダンサーが集結し、150万人の観客を熱狂させるリオのサンバカーニバルは一朝一夕で行ける生易しい世界では無い。
23年間リオで踊り続けた中島洋二は、サンバを「賞金3億円を掛けたプロスポーツ」と称する。
中島洋二さんの暮らし
23年連続リオのカーニバルに出場している中島さんは6畳のワンルーム暮らし。
サンバの衣装を製作・販売して生計を立てている。
キジの羽根や装飾品はタイや中国などで購入し、1着完成するのにかかる時間は10日間。
年間多いときで20着作ります。
ちなみに、ダンサーさんの着ている衣装は20万円~35万円程だそう。
中島さんのサンバ衣装は斬新なデザインと繊細な仕立てが認められブラジルの一流ダンサーからも依頼が来る程。
浅草サンバカーニバルにも出演
そんな中島さんは東京浅草で行われる浅草サンバカーニバルに20年間出場し続けている。
このお祭りは北半球では最大のサンバカーニバルで、リオに出場するダンサーも知っています。
2019年は8月31日に行われます。
-
浅草サンバカーニバル公式サイト
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サンバの知られざる真実
先ほどサンバは「賞金3億円をかけたプロスポーツ」と伝えたが、その理由を中島さんが説明してくれた。
サンバにはリーグがあり、その順番は上から
- SPグループ
- Aリーグ
- Bリーグ
- Cリーグ
- Dリーグ
- Eリーグ
となっていて、賞金3億円を手にする事が出来るのはSPグループの選ばれし1チームだけ。
日本人が良く見るサンバの動画、イメージはSPチーム。
中島さんはその中の「ウニドス・ダ・チジューカ」というチームに所属しています。
「(SPチームに)入ってるの!?」
と絶句するマツコは、
「阿波踊りに外国人が入ってるようなものでしょ?」と言うが、中島さんは「阿波踊りより歌舞伎に近い」と言います。
サンバの世界でトップクラスで居続ける人たちは小さい頃からサンバ漬けの毎日を送る。
トップダンサーになるのはかなり狭き門なんだそうです。
中島洋二さんはとてつもない人だったんですね・・・。
リオのカーニバルの始まり
そもそもリオのカーニバルが始まったのは18世紀頃。
キリストの復活を記念したイースターと深い関わりを持っている。
4月のイースター前には46日間の断食生活があるのだが、その前にハメを外すということでカーニバルが始まったと言う。
参照:リオのカーニバルWiki
驚きの審査方法
ブラジルのリオデジャネイロで行われるサンバカーニバル。
サンバカーニバルの審査基準は大きく分けて以下の3つに分けられる。
- チーム「テーマ」の表現
- ダンスの表現
- チームの統一感
サンバ専用会場の「サンボードロモ」は横幅13m、直線700mで審査員が4カ所に配置されている。
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1チームで1時間20分以内に踊りきるのがルールなのですが、それを聞いたマツコは衝撃を受ける。
80分間踊り続けるのは並大抵の事じゃ無いです。
ちなみに下半身衣装の前バリが外れたら原点だそうです。
チームの統一感とは
チームの統一感とは、
- 歌手とチーム全員が歌えているか
- 楽器の演奏が揃っているか
- 隊列を崩さずパレードしているか
ここを審査員がチェックしているようです。
サンバを見るためのチケットの値段
2000円から1000万円までかなり幅があるそう。
高額チケットは、飲み物・食べ物も付いた貸し切りのルームで見る際に必要になるそうで、マドンナやウィル・スミスが実際に使用した事がある。
とは言え、我々一般人でもお金を払えばサンバを見る事は可能だという事が分かった。
本気すぎるサンバの真実とは
参加すればするほど赤字!
1チームのパレードを構成するのに2億、3億かかるサンバ。
優勝出来ないともちろん赤字だ。
SPチームだけでも14チームあったとすれば42億円が動くことになる。
数字にすると
1,400,000,000
とんでもないですね・・・。
たったの2日間で39億円が吹っ飛ぶ計算になりますが、中島さんは「それが医療費に回れば国が良くなるんじゃねーかな」と言います。
マツコ「そうじゃないところがブラジルのいいところなのよ」
という返しに中島さんも「そのとおり!!」と賛同していました。
豪華な飾りを散りばめた山車は1台で1億円以上します。
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優勝するチームはだいたい予想できる
これほどの大きなパレードを作り上げるのにはプロの演出家が必要らしい。
過去10年で4回優勝した優勝請負人と呼ばれる演出家がいて、その人の名前は「パウロ・バッホス」
Adivinha quem vai ganhar novamente o carnaval do rio?#VilaIsabel #globeleza #PauloBarros pic.twitter.com/ruJTHp0aGv
— zé alguém (@lanjota) 2018年2月12日
めちゃくちゃイケメンです。
衣装に火を付けたり、バイクを使ったり、ジェット噴射を使ったり。
全身金塗りのダンサーの演出をしたり、とにかくスケールが大きい。
#Globeleza #Emily😻 arrepiada com #carnaval #VilaIsabel #paulobarros pic.twitter.com/V6nKZyizzE
— Daniel Trento (@DanielTrento) 2018年2月12日
そんなパウロ・バッホスさんのギャラは相当な物らしく、アシスタントでさえ日本円で1000万円だそうです。
ゴリゴリだ><
どこの世界も演出家という物がカギを握っているんですね。
マツコが惹かれた知られざるサンバの世界【マツコの知らない世界】 まとめ
- サンバは3億円の賞金が動くプロスポーツだった。
- プロのダンサーになるのはかなり狭き門で、日本人がまだまだ知らない魅力がサンバにはあった。
- 一般人でもお金を払えばすぐ近くでプロのサンバを見ることが出来る。
最後に中島洋二さんと一緒にサンバを踊ったマツコは
「みんなサンバを忘れてた!」
と言いました。
自分もサンバの事は正直あまり詳しく無かったですが、中島さんの話を聞いた事でサンバの見方が大分変わりました。
そして、1年に1度のリオのカーニバルに向けて一生を掛ける人々はかっこよく、美しくもありました。
2020年のリオのカーニバルの開催時期は2月21日(金)から26日(水)までだそうです。
興味のある方は是非行ってみてはいかがでしょうか。
マツコの知らない世界を見るならParaviで。
リオのカーニバルはHISで
人生で一度は見てみるべき。